“消える”タトゥーの「ヘナタトゥー」は何日で消える？専門店・シールの値段までを徹底解説

“消える”タトゥーとして人気のヘナタトゥーとは

ヘナタトゥーは、ヘナ（ヘンナ）と呼ばれる植物の葉を乾燥させ、粉末にしたものを用いて、皮膚に模様を描くタトゥー技術です。伝統的に、インド、アフリカ、中東などの文化で、結婚式や祭りなどの機会で使用されてきました。

ヘナは天然の染料であり、化学的な染料とは異なり、肌に対する刺激が少なく、アレルギー反応が起こる可能性が低いため、比較的安全であるとされています。
（肌に過敏症反応を引き起こすこともありますので、不安な方は施術者による事前カウンセリングや、パッチテストを受けることをおすすめします。）

施術では普通のタトゥーと同様にデザインを施したり、顔文字などを描いたりすることができます。しかし、専門店で希望するデザインを施せるかは、アーティストの技量によりますので、施術を受ける前の下調べはとても重要です。

何日くらいで消えるのか

ヘナタトゥーは、の染料（ヘナ）が皮膚表面の角質層に染み込んで、その一部が皮膚の細胞と結合するため仕組みのため、一定期間が経過すると消えてしまいます。わずかに皮膚の表層に色を残すこともありますが、通常は、褪色するにつれて、タトゥーの色も薄くなり、最終的に消えてしまいます。

一般的には、2週間から1か月程度で消えると言われています。しかし、入れる場所や技術などによって消える時間は異なります。また、使用したヘナタトゥーの染料の品質や、肌のタイプなどにも影響を受けるため、消える時間が時間が決まっている訳では無いという前提で計画的に入れることをおすすめします。

ヘナタトゥーと他のタトゥーの比較

フェイクタトゥー（消えるタトゥー）の中には、ヘナタトゥーの他にも、ジャグアタトゥーやシールタトゥーなどがあります。

それぞれ特徴があり、状況に応じて選ぶべきタトゥーが変わってくると思いますので、下にまとめてみました。消えるとはいえ自分の体のことですので、自分に合ったタトゥーを選びましょう。

どのヘナタトゥー専門店で施術を受けるべき？専門店の選び方を解説

ヘナタトゥーは一般的なタトゥーと違って、デザインやアートワークを提供して気軽に施術を受けることができます。時間が経てば消えるとはいえ、ヘナの品質や染色技術に関する専門的なアドバイスを受けることができますので、施術を検討している際は、まず専門店に相談することをおすすめします。

相談する専門店の選び方ですが、店舗の「アーティストの作品・口コミ」と「値段」を確認することが重要です。

アーティストの作品・口コミを確認する

どんなに素敵なタトゥーデザインも、下手なアーティストの施術を受ければ2週間~1ヶ月は体に残ってしまうので最悪な体験になってしまいますので、アーティストの評判は施術料金以上に重要です。

特に、担当してくれる可能性のあるアーティストについては、今まで施してきたデザインやクオリティを調べておくことをおすすめします。専門店やアーティストは公式HPやSNS（facebookやinstagramなど）を持っていることが多く、過去に対応した画像を掲載しています。画像の数が少ないと、経験が少ない彫師の可能性もありますので注意しましょう。（もちろんSNSが苦手な専門店やアーティストの方もいますので、実際に専門店へ行って作品集などを見せてもらいましょう）

値段の相場

ヘナタトゥーの値段は、デザインやサイズなどによって異なりますが、基本的には、1センチあたり約500円程度となっています。上でも伝えていますが、ヘナタトゥーを楽しむ上で重要なのは、しっかりと実力のあるアーティストを選ぶことです。

※実際にヘナタトゥーの施術までの流れ

ヘナタトゥー専門店での施術の流れは、店舗によって異なる場合がありますが、一般的な流れは以下の通りです。

1. 相談・カウンセリング
   施術前に、ヘナタトゥーの施術についての相談やカウンセリングが行われます。希望するデザインや色、サイズ、施術箇所などを相談し、必要に応じてスキンテストも行います。
2. 皮膚の準備
   施術前に、皮膚の表面をきれいに清掃し、皮膚にヘナがよく染み込むように、オイルやレモン汁で軽くマッサージすることがあります。
3. デザインの描画
   施術前に、希望するデザインを皮膚に描画します。手描きで行う場合と、ステンシルを使用する場合があります。デザインの大きさやバランスを調整するため、何度か修正を行うことがあります。
4. ヘナタトゥーの施術
   デザインが決まったら、ヘナペーストを皮膚に塗ります。一般的に、ヘナの色が濃くなるように、塗布したヘナを乾かしてから、何度か重ね塗りを行います。塗布には、手描きやノズル式のチューブを使用する場合があります。
5. 乾燥・保護（アフターケア）
   ヘナを塗布したら、時間をかけて乾燥させます。一般的に、2〜6時間程度乾燥させる必要があります。乾燥後は、余分なヘナを軽く落とし、ヘナの色を定着させるために、オイルやレモン汁で軽くマッサージした後、皮膚を保護するために、保湿クリームやワセリンを塗布することがあります。

ヘナタトゥーの施術後は、1週間程度で色が定着し、数週間で自然に褪色していきます。

もっと手軽に楽しめるヘナタトゥーシールとは

ヘナタトゥーのシールとは、ヘナのペーストをシール状に加工し、貼るだけでヘナタトゥーが完成するアイテムのことです。通常のヘナタトゥーと異なり、手作業でデザインを描く必要がなく、簡単にヘナタトゥーを楽しむことができます。

持続期間も短く、通常、数日から1週間程度で色が褪色していきます。また、シールの種類によっては、水に弱いものもあるため、入浴や水泳の際には注意が必要です。

ヘナタトゥーシールを試したいけどどこで買える？

ヘナタトゥーシールは、一般的にヘナタトゥー専門店やオンラインショップで販売されています。

専門店では、豊富なデザインから選ぶことができます。オンラインショップでは、様々なデザインを探して、自分好みのものを見つけることも可能です。

注意点として、シールの種類や質によっては、皮膚に刺激を与えることがあるため、肌に異常が起こった場合には使用を中止することが必要です。

まとめ

いかがでしたでしょうか。今回はヘナアタトゥーについて紹介しました。

一般的なタトゥーと比べて、時間が経つと消えやすいタトゥーですが、決まった日数で消えるものではありませんので、注意は必要です。

時期と入れる場所については、計画的に決めましょう。